メジャー4年目を迎えたメッツ千賀滉大投手(33)が3月31日(日本時間4月1日)、敵地カージナルス戦に今季初先発。6回4安打2失点3四球9奪三振と好投したものの、打線の援護もなく、黒星を喫した。

結果的に敗戦投手となったとはいえ、完全復活を印象づける92球だった。3回無死から3連続長短打に味方の拙守もからみ、2点を先制された。それでも、2回、6回はいずれも3者連続三振。最速99・2マイル(約159・7キロ)を計測した速球主体のプレートさばきは、千賀本来の迫力に満ちていた。「久しぶりのメジャーでのマウンドで緊張した。それ以外はいい感じでマウンドに上がれたと思います」。

昨年6月、試合中に右太もも裏を痛め、戦列を離脱した。その一方、約1カ月後に復帰しても、本調子を取り戻せず、最終的にはマイナー調整でシーズンを終えた。「(昨年は)体の不安を心配している自分がいた。今日は打者のことを考えながら、久しぶりに先発投手としてマウンドにいられると思いました」。

今季初登板では、「お化けフォーク」の安定感に課題を残したものの、カットボールを効果的に交えるアレンジを施した。「非常にいい1日にしたいと思える登板だったと思います」。敗れた悔しさは残っても、右手の指先に残る好感触を、千賀はしっかりと感じ取っていた。