メッツ・コリンズ監督に批判…エース故障で右往左往

メッツ・コリンズ監督

 元オリックスで、現在はメッツを率いるテリー・コリンズ監督(67)の管理能力のなさに批判が集まっている。

 メッツは4月30日(日本時間5月1日)、ナショナルズに5-23で大敗。エースのノア・シンダーガード(24)がわずか1回1/3を投げただけで5安打5失点で降板。右広背筋を痛めた疑いでニューヨークでMRI検査を受けることになった。

 実はシンダーガードは「右腕の疲労」という理由で3日前、4月27日のブレーブス戦を回避していた。その際、コリンズ監督ら球団首脳はMRI検査を勧めたが、同投手は故障ではないことを強調。これを拒否した。

 そしてナショナルズ戦でわずか38球で降板することになる。今後の予定は検査しだいだが、故障者リスト(DL)入りの可能性も出てきた。

 地元メディアから「エースに検査を受けさせることすらできない」と懐疑的な声の上がったコリンズ監督だが、その後の対応もまずかった。

 27日のブレーブス戦には代わりにマット・ハービー投手(28)が先発。同投手は4回1/3を5安打6失点。チームは5-7で敗れた。

 試合後、潔く自分の力のなさを反省したハービーだったが、先発を言い渡されたのがなんと当日の午前10時。試合開始のわずか3時間前だったという。

 いくらシンダーガードの回避による突発的な登板だったとはいえ、シンダーガードが普段とは違う状況だということは前日26日から分かっていた。13年にトミー・ジョン手術を受けたハービーは故障歴も多く、大事に扱うためにも、もし先発する可能性があるのならば前日から伝えておくべきだった。

 ハービーは26日に強めの筋力トレーニングを行っており、ブレーブス戦では案の定、回が進むにつれて疲労困憊(こんぱい)の色が強まっていったという。

 またコリンズ監督は4月20日のフィリーズ戦で左太もも裏を痛めたヨエニス・セスペデス外野手(31)を、5試合休ませただけで戦列復帰させた。同外野手は復帰後2試合でDL入りを余儀なくされた。

 今季は優勝候補とされていたメッツだったが、故障者続出で現在ナ・リーグ東地区最下位。かたや開幕前は近年まれにみる期待の薄さだったヤンキースが予想を良い意味で裏切ってア・リーグ東地区首位争いを演じている。コリンズ監督の立場はますます悪くなるばかりだ。