早大同期の阪神鳥谷「驚かない」/祝福コメント集

アストロズ対エンゼルス 6回裏、左前に日米通算2000本目となる安打を放つアストロズ青木(撮影・菅敏)

<アストロズ6-12エンゼルス>◇11日(日本時間12日)◇ミニッツメイドパーク

 アストロズ青木宣親外野手(35)が、日本人選手で史上7人目となる日米通算2000安打を達成した。

 ▼若松勉氏(ヤクルト入団時の監督)「おめでとう。ルーキーの時からもっと試合に出ていれば、早く達成できたはず。『ごめん』と話したことがある。入団当時は逆方向へのおっつけが中心で、内角球を強く打ち返すことに苦労していた。1年目はファームが中心。秋に打撃を見たとき、大きく改善されていて『相当やってきたんだな』と分かった。メジャーに行くとは思わなかったが、球団が変わっても1、2番打者として常に必要とされているところがすごい。元々良かったバットコントロールは、さらに洗練されている。口数が多いタイプではないが目に力がある。メンタルの強さが表れていると思う」

 ▼野村徹氏(早大時代の監督)「2000安打を達成させたのは(入学時は)無名だった青木の反骨心と向上心だと思う。(逆方向の左前打での達成は)記憶に残る、青木らしいヒットだ」

 ▼プロ野球・熊崎勝彦コミッショナー (日本人大リーガーは)どちらかというとピッチャー中心の中で、イチロー選手、松井選手に次ぐ選手になっている。

 ▼日本ハム栗山監督(スポーツキャスター時代を中心に交流)「いろんな話をしたけど、先入観にとらわれない野球は勉強になった」

 ▼阪神鳥谷(早大時代に青木2番、鳥谷3番で4季連続リーグ優勝)「大学に入ってきた時から足が速いし運動能力は学年でもトップだった。最初はケガが多くて苦労していたけど、それがなければすぐに活躍できると思っていた。プロ入り後も、ふつうにやれば2000安打を達成できると思っていたので驚かないです。すごいのはアメリカで、違う環境で結果を残しているところ。僕も一瞬でも(メジャーを)考えたけど、やれなかったことなので」

 ▼ヤクルト石川(青木と親交が深く)「年も近いし、同志みたい。2000本は通過点としてやっていると言っていた。1本、1本の積み重ねだからね。励みになる」

 ▼ヤクルト由規(青木に)「ガッツとか信念がすごい。熱い人。一緒に野球をしていて勉強になる」