<ドジャース4-1ロイヤルズ>◇7日(日本時間8日)◇ドジャースタジアム
ドジャース前田健太投手(29)が7日(日本時間8日)、ロイヤルズ戦に先発し、5回4安打1失点の力投で今季7勝目(4敗)を挙げた。4回表に1点を先制された。だが、その裏、自らの安打で好機を広げ、野手顔負けのベースランニングとスライディングで逆転の生還。試合後、「あれはだれでもできる」と苦笑したが、地元スタンド、ベンチが盛り上がる「劇走」で流れを呼び込んだ。
逆転後の5回は、投球で気迫を見せた。1死三塁のピンチにも、1番メリーフィールドを最速153キロの内角速球で二ゴロ。2番トーレスを143キロのカットボールで空振り三振に仕留め、ガッツポーズをしながらベンチへ向かった。この日は、得意のスライダー以上にカットボールを多投。「今、自信を持って投げられる球で、選択肢として優先順位が上がっている」と言えるほど完成度の上がった「新球」が、復調のカギだった。
不本意な投球続きで、一時は救援に回ったものの、ロバーツ監督は前田の上昇度を高く評価。検討中としながらも、「後半戦は先発ローテに戻ることになるだろう」と、1歩踏み込んだ言葉で見通しを明かした。不調と言われながらも、7勝4敗で折り返し。前田自身も「いい材料はたくさんあるので、何とか巻き返したい」と、明るい表情で前半戦を総括した。(ロサンゼルス=四竈衛)