カーショー 異常気象?気温40度味方に11K先勝

ワールドシリーズ第1戦に先発し、7回を3安打1失点と好投したドジャース・カーショー(撮影・菅敏)

 ワールドシリーズ(WS)が開幕し、1988年以来29年ぶりの世界一を目指すドジャースが、初戦に快勝した。先発の左腕クレイトン・カーショー投手(29)が、7回3安打1失点と力投。主砲ジャスティン・ターナー三塁手(32)が決勝2ランを放つなど、投打の軸がかみ合い、好スタートを切った。

 午後5時過ぎの試合開始時の気温が約40度。10月末の同地としては異常気象の猛暑が、ド軍に味方した。先発カーショーは、試合前のアップが短時間で済み、初回を3者凡退で発進。その裏、先制ソロの援護を受け、波に乗った。4回表、同点ソロを浴びたものの、その後を3者連続三振。1発以外は二塁を踏ませず、WSでは01年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来16年ぶりとなる11奪三振を記録した。試合後は「暑すぎたから本塁打を打たれたんだよ」と、笑い飛ばす快投だった。

 決勝打も、暑さの恩恵だった。1-1の同点で迎えた6回裏2死から勝ち越し2ランを放ったターナーは、打った瞬間は「入るかどうか、分からなかった」。そして、真顔で続けた。「暑いとボールはよく飛ぶ。もし、あと5度涼しかったら、おそらく平凡な左翼フライだったよ」。凡退した2打席目までのバットから1インチ(約2・5センチ)短いバットに持ち替えた工夫をよそに、猛暑に感謝しきりだった。エースと主砲のそろい踏みで、今PSは本拠地で無傷の5連勝。気象は異常でも、ド軍の勝ちっぷりに不思議はない。【四竈衛】