ダルビッシュは最短KOで黒星「スライダー抜けた」

ワールドシリーズ第3戦に先発し、2回途中に6安打4失点で降板するドジャース・ダルビッシュ(撮影・菅敏)

 ドジャース(ナ・リーグ)のダルビッシュ有投手が敵地でアストロズ(ア・リーグ)を相手に同シリーズ初登板を果たしたが、1回2/3を6安打4失点、1四球でメジャー最短のKO降板となり、黒星を喫した。

 0-4の二回2死二、三塁で前田が2番手として登板し、2回2/3を1安打無失点、2三振1四球。チームは3-5で敗れ、1勝2敗となった。

 日本投手が同シリーズで先発するのは、2007年にレッドソックスで勝ち投手になった松坂(現ソフトバンク)に続いて2人目。ダルビッシュは今季のプレーオフでは2戦2勝で、ポストシーズン初黒星となった。

 ダルビッシュの話 どんどんストライクゾーンにいこうとしたけど、スライダーがかなり抜けてしまっていた。それを調整する前に降板してしまった。

 前田の話 試合はどうなるか分からないと思って投げた。やっぱり簡単にはいかない。初めて投げる打者もいたので、次に投げるときに生かせる。いつまで投げるか分からなかった。交代を告げられるまでは、一人一人、抑えることだけを考えた。