イチロー初出場3の0もしみじみ「感慨深いです」

レッズとのオープン戦にマリナーズ復帰後初出場し、2回に大歓声を受けながら打席で構えるイチロー(撮影・菅敏)

 マリナーズのイチロー外野手(44)が、オープン戦に初出場し、復帰後初めて背番号「51」を披露した。

 「1番左翼」でスタメン出場し、3打数無安打に終わったものの、満員のスタンドから大きな拍手を浴びた。

 第1打席は、フルカウントからの8球目を見逃し、一塁へ歩こうとしたが、球審のコールは「ストライク」で見逃し三振。観衆からは球審へ「ブーイング」が飛び交った。

 2回裏2死二塁で迎えた第2打席は、左翼へ鋭いライナーを放ったが、左翼手の正面を突き、左直。

 4回裏1死走者なしの場面で迎えた第3打席は、フルカウントからの7球目を空振り三振。

 5回表の守備から交代した。

 試合後は「いやぁ、このユニホームを着られてね。練習で着ていなかったから、今日初めてです。まあ、いろんなことを経験して、またここに戻ってきたことは感慨深いです」と、しみじみと話した。

 また、試合の感覚については「とりあえず、今日でグッと上がったはずですから、感触がね」と振り返った。