イチロー死球影響なし、条件反射で衝撃和らげていた

死球を受けた試合から一夜明け、笑顔で調整するイチロー(撮影・菅敏)

 マリナーズのイチロー外野手(44)が、24日(日本時間25日)の全体練習に参加し、頭部死球の影響を感じさせない動きで通常のメニューを消化した。前日23日(同24日)のマイナーの練習試合では途中退場したが、脳振とうなどの異常は訴えず、軽やかな足取りで汗を流した。「(首付近が)硬くなっているだけ。揺れたりとかは全然していないです」と穏やかな表情。衝撃を和らげようとした反応について「バットが先に出てくる人だったら顔面に当たっていますから。そこは意図的ではないですから、条件反射なんで」と解説した。

 大事に至らなかったとはいえ、29日(同30日)の開幕戦まで時間は少ない。サービス監督が「(開幕に)間に合ってくれることを願うよ」と笑う一方で、約3週間遅れのキャンプ合流、右ふくらはぎ痛、頭部死球の影響で実戦不足は否めず、急ピッチにならざるを得ない。オープン戦は残り2試合。25日(同26日午前4時10分開始予定)にはマイナーの練習試合に出場し、まさに「突貫工事」で仕上げていく。

 ただ、イチローに焦りの色はない。「全部始まる前のことですから。ギリギリではありますけれど、ギリギリに始まりましたから」。契約が決まらなかったオフ期間と同様、開幕へ向かう心境も「泰然」としていた。(ピオリア=四竈衛)