イチロー、ギリギリ開幕スタメンなるか 独自調整へ

マリナーズ・イチロー(2018年3月24日撮影)

 【ピオリア(米アリゾナ州)25日(日本時間26日)=四竈衛】マリナーズのイチロー外野手(44)が、ギリギリの滑り込み状態を覚悟で開幕スタメンを目指すことになった。この日に予定されていたパドレス戦への出場を急きょ取りやめ、独自調整へ変更。実戦不足ながらも、コンディション作りを優先させるなど、依然として予断を許さない状況が明らかになった。

 約3週間遅れでキャンプに合流したイチローは、14日(同15日)に右ふくらはぎ痛で離脱。23日(同24日)にはマイナーの試合で頭部死球を受けるなど、アクシデントが続いていた。今後は打席数を増やす「突貫工事」で仕上げていく青写真を描いていたが、回復に向かっているとはいえ、右足は万全ではなく、全力疾走にはいたっていない。出場回避の理由についてイチローは「予定はしてるんですよ。今日も予定はしていた」と話し、「もう1度、後戻りはできない。ぎりぎりで出るよりも、という判断」と説明。不測の事態を考慮し、実戦を自重せざるを得なかった背景をうかがわせた。

 チームが完全休養日の26日(同27日)にはマイナーの試合に出場予定だが、その後、開幕までの実戦は27日(同28日)のロッキーズ戦だけ。時間的な猶予はない。サービス監督は「彼を外したくはない」と語る一方、足の状態が「100%になるか」を鍵に挙げ、結論は先送りする考えだ。

 最終的な見通しについて、イチロー自身も「まあ、明日でしょうね」と慎重に言葉を選んだ。「間一髪」で間に合うのか、それとも「アウト」なのか。29日(同30日午前11時10分開始予定)の試合前、本拠地セーフコフィールドで開幕スタメンが発表される直前まで懸命の調整が続きそうだ。