「大谷も人間」米報道、負けても異例の特別扱い

2回表レッドソックス1死一、二塁、ピンチの場面でマウンドに駆け寄ったナギ投手コーチ(右端)を前に舌を出す大谷(撮影・菅敏)

 米主要メディアが、エンゼルス大谷翔平投手(23)の登板を異例の特別扱いで報じた。大リーグ公式サイトだけでなくESPN、FOXスポーツ、USAトゥデー、CBSスポーツなどが、電子版でまだ試合が終わっていない段階で2回降板を速報で伝えた。

 メジャー初黒星を伝える記事もトップ級の扱いで、ESPN電子版は「大谷がバック・トゥー・アース(地上に戻る=現実に戻る)だった」、ヤフースポーツは「大谷も人間だということを思い出させてくれた」の見出しで報じた。ロサンゼルス・タイムズ電子版も「まばゆい最初の3週間、彼はベーブ・ルースだった。この(試合の)1時間は彼が単なるベーブ(赤ん坊)であることを我々に気づかせた」と伝えた。