【フェニックス(米アリゾナ州)27日(日本時間28日)=佐井陽介】カブス・ダルビッシュ有投手(32)が敵地ダイヤモンドバックス戦で今季最長6回を投げ、2安打8奪三振1失点で2勝目をあげた。
2回までに4四死球で56球も、2回2死から5回終了まで10者連続凡退。一気に状態を上げ、ソロ本塁打による1失点にとどめた。球数110は18年のカブス移籍後最多。今季初めてクオリティースタート(6回自責3点以内)をクリアし「自動的にストライクゾーンに行く感覚を見つけられたのが一番」と納得した。
4日前、大小さまざまなボール6個を初めてブルペンに持ち込んだ。大きさは3種類。大中小それぞれに重さ2種類を用意した。自身で購入。4年連続2ケタ星のインディアンス・バウアーにメールで使い方も聞いたという。「ランダムに投げることで(大きさ重さに関係なく)ボールにアジャストする。脳みそとか神経系を鍛える感じですかね」。すでに表面がゴム状で公式球より数倍重いプライオボールで球速アップに挑戦中。さらに“六種の神器”で制球力アップにも取り組み、3回以降は4イニングで1四球にまとめた。
先日、スポーツ番組内で野村克也氏(野球評論家)から平成のベスト先発投手に選ばれ「自信にしたい」と笑みを浮かべた。今回が平成ラストマウンド。“平成最強投手”らしく快投をよみがえらせ、野茂英雄以来、日本人史上2人目のメジャー通算1100奪三振も達成した。「まだまだこんなモノではダメ」とさらなる進化に目を向けた。