ダルビッシュ冴えたカッター「自分信じてどんどん」

<レッズ6-5カブス>◇15日(日本時間16日)◇グレートアメリカンボールパーク

カブスのダルビッシュ有投手(32)がレッズ戦に先発し、5回1/3を投げて5安打2失点無四球、今季最多の11奪三振と力投したものの、勝敗は付かなかった。

3-2とリードし、勝利投手の権利を持って交代したが、救援投手が同点に追い付かれて、今季3勝目は消えた。

1回裏、ポテン安打と二塁打で1点を先制されたが、後続を仕留めた。

2回表、カブスが7番ラッセルの2ランで逆転に成功した。

2回裏は、3者凡退。

3回裏1死後、安打を許したが、無失点で切り抜けた。

4回表、カブスは6番アルモラのソロ本塁打で1点を追加。3-1とリードを広げた。

4回裏2死から連続長短打を浴びて1失点。1点差に詰め寄られた。

5回裏は3者凡退。

6回裏、先頭のスアレスを空振り三振に仕留めたところで交代した。

球数は102球。

最速は97マイル(約156・1キロ)。

試合後は「自分を信じてじゃないですけど、カッターが良かったので、ストライクゾーンにどんどん投げていけば大丈夫だと。たとえ四球を出してもいいと思って一生懸命投げました」と、冷静に振り返った。2年ぶりの2桁奪三振については「前は、結構当たり前のようにやっていたから何とも思わなかったですけど、またできたということでまた自信にはなります」。

また、5回表の第2打席に中前打を放ち、今季15打席目で初安打を記録した。

試合は5-5のまま、延長戦に突入。カブスが延長11回裏、サヨナラ負けを喫した。