マエケン自らV打で5勝 7回途中無失点12三振

<ドジャース2-0パドレス>◇15日(日本時間16日)◇ドジャースタジアム

ドジャース前田健太投手が毎回の12三振を奪うなど6回2/3を3安打無失点と好投し、自らもタイムリーを放って虎の子の2点をたたき出し、投打に活躍して5勝目(2敗)を挙げた。

1、2回を危なげなく無失点に抑えると、直後の2回裏の2死二、三塁の先制チャンスに先発左腕ストラーム高めのスライダーを詰まりながらも一塁後方へポトリと落とす2点タイムリーを放ち、自らを援護した。前田の安打は今季4本目で5月5日のパドレス戦以来。打点は17年6月18日のレッズ戦以来。

一塁ベース上で両手をぶらぶら振り痛そうな様子を見せながら苦笑いの前田だったが、これに気をよくしたか3回はスライダーとチェンジアップで3者三振の快投を見せるなど2回から6者連続三振と波に乗り、5回には10個目の三振を奪い、昨年5月23日のロッキーズ戦以来1年ぶりでメジャー通算5度目の2桁奪三振をマーク。勢いは衰えず7回2死まで自己最多にあと1と迫る毎回の12三振を奪い、3安打無失点に抑える圧巻の投球を見せた。

救援陣も完封リレーでつないで2点のリードを守り、前回ナショナルズ戦の6回1安打無失点に続く好投を見せた前田に白星をプレゼントした。