「国内一本」佐々木、MLBスカウトは撤退傾向

佐久長聖を相手に13三振を奪った大船渡・佐々木(撮影・たえ見朱実)

<高校野球練習試合:大船渡1-4佐久長聖>◇2日◇一関市・大東野球場

大船渡(岩手)・佐々木朗希投手(3年)から、メジャー球団が撤退しつつある。

4月には10球団が視察した試合もあったが、現地時間3日にMLBドラフトを控え、この日はフィリーズ大慈弥環太平洋担当部長のみが視察。「来シーズンの補強としては、もうないでしょう」と話した。MLBで海外若手選手の自由獲得選手の候補に入るには、5月中旬までにMLBに各種書類の申請が必要。日本の高校生は野球部の退部届もMLB申請に必要となる。佐々木も「国内一本」を明言済みで、希望通りに10月のドラフト会議を待つことになる。