大谷、菊池KOの6号3連発締め 3安打で大勝貢献

エンゼルス対マリナーズ 4回裏エンゼルス無死、マリナーズ菊池から左越えに3者連続となる6号本塁打を放つエンゼルス大谷(撮影・菅敏)

<エンゼルス12-3マリナーズ>◇8日(日本時間9日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手が3番DHで出場し、5打数3安打2打点1本塁打で今季2度目の3安打をマークしてチームの大勝に貢献した。打率は2割5分7厘。メジャーで初対決となったマリナーズ菊池雄星投手に対しては、4回に6号ソロ本塁打を放つなど3打数2安打で、同窓対決は後輩に軍配が上がった。

花巻東の先輩後輩対決となった1回2死無走者の第1打席の初球は内角高めへ大きく外れた。2球目の150・2キロの内角速球は空振り。3球目のスライダーを引っかけ一二塁間の深い位置へのゴロ。二塁手が捕球して送球したが間に合わず、二塁内野安打となった。次打者プホルスの二塁打で三塁まで進み、5番スミスの適時打で先制のホームイン。チームはその後も7番プエーリョの適時打などで2点を追加し、大谷の安打を口火に2死から3点を奪った。

2回1死一、二塁の第2打席は、初球のカーブに一ゴロに倒れた。

4回無死無走者の第3打席は初球のカーブを左中間への6号ソロ。1番ラステラ、2番トラウトと3者連発となった。左腕からの本塁打は今季初で通算3本目。昨季は9月4日のレンジャーズ戦でマイナーから16号、同月7日のホワイトソックス戦でロドンから19号を放った。菊池はこの回の途中でマウンドを降りた。

5回無死一、二塁の第4打席は2番手の右腕スコットの2球目の真ん中に入ってくるツーシームをセンター返しのクリーンヒット。シフトで外野手が右へ寄っていたため、打球は右中間を破り適時二塁打となった。

7回無死三塁の第5打席は、3番手の左腕ビドルに対しカウント0-2から高めの速球をファウルし、4球目のカーブを引っかけて一ゴロに終わりサイクル安打はならなかった。