菊池雄星「苦い経験必ずプラスに」7失点KO4敗目

エンゼルス戦に先発したマリナーズ菊池(撮影・菅敏)

<エンゼルス12-3マリナーズ>◇8日(日本時間9日)◇エンゼルスタジアム

マリナーズ菊池雄星投手(27)がエンゼルス戦に先発し、4回途中9安打7失点(自責6)でKOされ、4敗目(3勝)を喫した。

7失点はメジャー移籍後、自己ワースト。

1回、簡単に2死を取った後、花巻東高の後輩、大谷翔平投手(24)とメジャーで初対戦。カウント1-1から137キロのスライダーでボテボテのゴロを打たせたものの、大谷が俊足を飛ばして二塁内野安打となった。

その後、詰まった当たりの長短打で先制点を献上。さらに遊撃の失策も絡んでピンチを広げて適時打を浴び、この回3点を与えた。

2回は安打、四球で1死一、二塁となった状況で大谷と対戦。初球の122キロのカーブで一ゴロに打ち取った。続く4番プホルスを三ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

3回は、先頭打者に二塁打を浴びたものの、後続を抑え、無失点。

4回は、ラステラ、トラウトに本塁打を浴び、さらに大谷に初球のカーブを左中間席へ運ばれた。その後2四球を与えたところで降板した。

球数は79球。

試合後、大谷との対戦について「悔しい結果になりましたけど、同じリーグでまた対戦する機会が今後も多くあると思うので、次につなげたいと思います」と振り返った。

疲労回復などの目的もあり、今回は中8日での登板となったが、3試合連続で4回持たず、3連敗。

「ここでどう自分自身がこの現状を捉えるかというところで、また今後の結果だったりとか、野球人生も変わってくると思っているので…。この苦しいというか、苦い経験を必ずプラスにしたいと思います」と、巻き返しを誓っていた。

試合は、マリナーズが大敗した。