大谷「何回やっても特別な気持ち」先輩菊池から1発

4回裏エンゼルス無死、マリナーズ菊池から左越えに3者連続となる6号本塁打を放つエンゼルス大谷(撮影・菅敏)

<エンゼルス12-3マリナーズ>◇8日(日本時間9日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(24)が、5打数3安打2打点でチームの大勝に貢献した。

1回2死、マリナーズ菊池雄星投手とのメジャー初対決。カウント1-1からの3球目、外角スライダーを打ちにいき、二塁への内野安打で出塁。ここから3点先制の流れを作り、「初回からうちのペースで試合を運べたので、そこはまず良かったかなと思います」と満足そうに振り返った。

2回、2度目の対戦は初球のカーブを引っ張り、一塁へのゴロで凡退。4回、3度目の対戦では2打席目と同じ初球のカーブを捉え、左中間スタンドへ運んだ。ラステラ、トラウトに続き、3者連続本塁打で一気に流れを引き寄せた。

岩手・花巻東の先輩の菊池から初の本塁打となる6号ソロで勢いづくと、5回には2番手右腕から適時二塁打を放つなど、この日3安打と大活躍。同郷の先輩後輩対決は、大谷に軍配が上がった。

菊池とのメジャー初対決について、大谷は「前回(5月30日)は対戦できなかったので、楽しみにはしていました。今後もっともっと対戦する機会があると思うので、そこに向けてしっかり準備したい。特別な気持ちはもちろん、何回やっても持つんじゃないかなと思いますけど、打席の中でやることは変わらないので、そこだけまず集中してやりたい」と、次回の対戦へ向けて気を引き締めていた。

◆日本人の同校対決 大谷が花巻東の3年先輩になる菊池と対戦。同じ高校出身同士の日本人大リーガー対決は07年7月16日、桑田(パイレーツ)がPL学園の後輩松井稼(ロッキーズ)を二ゴロに仕留めて以来12年ぶり2度目。