オルティス氏撃たれ手術、容体は安定 松坂ら元同僚

デービット・オルティス氏(2016年7月12日撮影=菅敏)

元レッドソックスのレジェンドで通算541本塁打を放ったデービッド・オルティス氏(43)が、故郷ドミニカ共和国で撃たれ負傷したと9日(日本時間10日)、AP通信などが報じた。

警察によると、同氏は9日夜に首都サントドミンゴのバーで男に襲われ、後方から腰付近を至近距離で撃たれた。銃弾は体を貫通したという。直後に病院で手術を受け、現在容体は安定。父レオさんは、現地メディアに「主な内臓に影響はなく、完全回復を見込んでいる」と明かした。なお、襲撃者はバーに居合わせた他の客に暴行を受け、後に警察に拘束された。

“ビッグ・パピ”の愛称で知られるオルティス氏は97年にツインズでデビュー。03年からレッドソックスに所属し、松坂や上原らと同僚だった。本塁打王1度、打点王3度に輝き、オールスター戦は10度選出。16年限りで現役引退し、現在は解説などを務めている。