大谷昨季超え24度目マルチ 厳しい配球が成長の証し

8回表エンゼルス2死一塁、バットを折りながらも三塁内野安打を放つエンゼルス大谷(撮影・菅敏)

<インディアンス7-2エンゼルス>◇3日(日本時間4日)◇プログレッシブフィールド

エンゼルス大谷翔平投手が、メジャー1年目の23度を超えるシーズン24度目のマルチ安打を放った。

「3番DH」で出場したインディアンス戦の8回1死一塁から三塁へのゴロを放ち、全力疾走で内野安打。この日2本目の安打を足でもぎ取り存在感を示したが「ヒットを打つだけが仕事ではないので。その場その場で仕事ができれば。そういう1日を増やしたい」と冷静だった。

マルチ安打を放っても打席には“投手大谷”がいる。内野安打はカウント3-1からの内角球に詰まらされた。「打ち取られているような打球。あのコースに投げられるのが素晴らしいなと思いますし、自分がピッチャーだったら、そうしたい」。ボール先行のカウントから甘い球ではなく、厳しいコースに投げきってくる。打席の中で投手としての思考が働いた。

とはいえ、相手の高い投球技術は“打者大谷”の成長の証しでもある。「去年までだったら、あのカウントで(自分に対して)四球が一番嫌なのかなと。逆に四球でもいいという感じで投げているので、そこが大きな違い」。四球を嫌ってストライクを取りにくるのではなく、厳しいコースで攻めてくるのは、昨季以上に警戒されている証拠。「少しずついい感覚を出せるように頑張りたい」。二刀流大谷の進化は続く。(クリーブランド=斎藤庸裕)