エンゼルス 大谷母校花巻東より短時間で完封負け

「サインをもらえないと日本に帰れない」とメッセージボードを手にしていたのは日本から来たボストン出身の米国人ファン(右)。大谷は丁寧に応えていた(撮影・菅敏)

<レッドソックス3-0エンゼルス>◇8日(日本時間9日)◇フェンウェイパーク

エンゼルス大谷がレッドソックス戦に3番DHで出場し、3打数1安打だった。快速左腕セールと初対決となった第1打席。内角速球に止めようとしたバットが当たり、ボテボテの打球が三塁線を抜け、幸運な二塁打となった。

試合はエンゼルス打線が、セールの前に8回まで2安打13三振と沈黙。母校花巻東の試合より短い2時間16分で今季6回目の完封負けした。オースマス監督は「今日は彼(セール)がスイッチオンになっていた」。最速158キロを計測した敵の左腕に脱帽した。(ボストン=四竈衛)