マエケン7回3安打無失点、自身のバントで打点も

ダイヤモンドバックス戦で力投するドジャース前田健太(ロイター)

<ドジャース4-0ダイヤモンドバックス>◇10日(日本時間11日)◇ドジャースタジアム

ドジャース前田健太投手(31)が、7回3安打無失点、6奪三振で先発の役目を果たした。

1回はダイソン、マルテ、エスコバルの上位打線を全てゴロで打ち取り、危なげない投球を見せた。

2回は5番ジョーンズに逆球の外角直球を捉えられたが、右直に抑えこの回も3者凡退。流れを引き寄せると2回裏の攻撃、マンシーの先制ソロ本塁打で援護点をもらった。

3回は無死から下位打線を2者連続空振り三振に抑えた。2死から9番の投手ヤングに対して3ボールとしたが、落ち着いて投球。投ゴロに抑え、3イニングで36球とリズム良く打たせてとった。

4回に1番ダイソンに初安打を浴びたが、その後、二盗を試みたダイソンを女房役の捕手マーティンが好送球で阻止。ピンチの芽をつむいだ。直後に2番マルテに左前打を浴び、その後2死三塁となったが、4番ペラルタを見逃し三振。無失点で切り抜けた。

攻撃でも流れを作った。4回裏、1死一、三塁から投前へ絶妙な送りバント。これを見て三塁走者のシーガーがホームへ突っ込み、4点目。前田に打点がつき、自らを援護した。

5回以降も内角高めへの直球やツーシームを有効に使い、ダイヤモンドバックス打線を寄せつけなかった。球数は7回無失点で93球。防御率は4・12に下がった。