マー君快投、敵将も「熟練ぶり見せた」と脱帽

ブルージェイズ戦に先発した田中(ロイター)

<ブルージェイズ0−1ヤンキース>◇11日(日本時間12日)◇ロジャーズセンター

ヤンキースの田中将大投手が、ブルージェイズ戦に先発して9回途中3安打無失点、無四球の4奪三振で8勝目を挙げた。田中の快投ぶりをヤンキースのアーロン・ブーン監督らがたたえた。MLB公式サイトが伝えている。

田中は初回にボー・ビシェット遊撃手にヒットを打たれるも、その後は7回まで安打を許さず。ブーン監督は「マサは非常に効率良く投げた。特に中盤はね。彼はとても良くやっていたと思うし、我々はそれを必要としていた」と称賛。

ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督も「今日の田中は熟練ぶりを見せた。良かったよ。われわれはバットを良く振れていたが、彼のボールはすべて低めに集まっていた。われわれは今日ずっとバランスを崩していた」と脱帽のコメントを残した。

チームメートのオースティン・ロマイン捕手は田中について「今日は一日中、最高の投球を見せていた。かなりの球数に上ったけど、見ていて良かった。田中の底力が引き出されてうれしいよ。僕らはまさにそれを必要としていたからね」と、この日94球を投げた田中をねぎらっていた。