大谷3安打1打点、160キロ右腕相手には左飛

レンジャーズ対エンゼルス 11回表エンゼルス無死、左飛に倒れるエンゼルス大谷(撮影・菅敏)

<エンゼルス2-3レンジャーズ>◇第2試合◇20日(日本時間21日)◇グローブライフパーク

ダブルヘッダーの第1試合で出場機会のなかったエンゼルス大谷翔平投手(25)は第2試合に3番DHで出場し、5打数3安打1打点だった。第2打席で三安を放ち11試合連続安打で、メジャー自己最長を更新。第3打席では中前打で3試合連続32度目のマルチ安打をマークし、第4打席では適時二塁打を放ち気を吐いたが、チームは延長11回サヨナラ負けした。打率は3割7厘。

1回2死無走者の第1打席は、メジャー初登板の23歳の左腕バークに対し、カウント2-0から速球をファウル。4球目のツーシームもファウルし、カウント2-2からボール気味の外角速球を引っかけ、右寄りシフトで二塁ベース右を守っていた遊撃手へのゴロに倒れた。

4回先頭の第2打席はカウント1-0から3球連続ファウル。5球目の外角スライダーにうまくバットを合わせたが左翼線へ切れるファウル。スライダーを見逃し、カウント2-2から内角高めのスライダーをフルスイング。打球は二塁ベース左への痛烈なゴロとなり、シフトで右寄りに守っていた三塁手が好捕して一塁へ送球したが、大谷の足の方が速く内野安打。11試合連続安打をマークした。

6回2死無走者の第3打席は、カウント2-0から3球目の速球をライナーでセンター返しの中前打を放ち、3試合連続32度目のマルチ安打を達成した。

8回2死一塁の第4打席は、3番手の右腕ケリーに対し、初球の内角速球を見逃しストライク。2球目は外れ、3球目のスライダーをファウル。4球目スライダーを見逃し、カウント2-2から内角スライダーを体勢を崩しながらも右手1本ではじき返す右翼線への適時二塁打で3試合連続で打点を挙げ、1-2とチームは1点差に迫った。

延長11回先頭の第5打席は、5番手で160キロ右腕のクラセに対し、カウント2-1から159キロのカットボールを空振り。続くカットボールはファウル。カウント2-2から外角のスライダーにバットを合わせたが、左飛に倒れた。

試合は延長11回、エンゼルスが2-3でサヨナラ負けした。