マエケン打で見せ場 坂本勇人モデルバットで2点打

<パドレス4-6ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇ペトコパーク

ドジャース前田健太投手(31)が28日(日本時間29日)、9勝目を逃した。パドレス戦で5回2失点と勝利投手の権利を持って交代したが、救援陣が同点に追い付かれ、白星は消えた。

打撃で見せ場を作った。1-2で迎えた2回1死満塁。同学年で親交の深い巨人坂本勇モデルをベースにしたオリジナルバットで、148キロの内角ツーシームを右前へ逆転の2点適時打。「ゴロを打たせにくるだろうと。まあ、僕の技術があれば…」。相手の持ち球を意識し、投手心理を逆手に取った。

今季12安打は、大谷を除く日本人投手では99年野茂(当時ブルワーズ)に並ぶ最多タイ。「投球でなかなか記録を抜くことができないので、打撃で抜くしかない」と笑わせたが「打てれば、チームにも自分のためにもなる」。試合は、ド軍が延長戦を制して連勝。元PL学園の4番は、打率2割6分1厘だ。(サンディエゴ=四竈衛)