<レッドソックス5-10ヤンキース>◇8日(日本時間9日)◇フェンウェイパーク
ヤンキース田中将大投手(30)がレッドソックス戦に先発し、4回8安打4失点と踏ん張れないまま、交代した。
勝敗は付かず、11勝目には届かなかった。
今季の田中は、レッドソックス戦で過去2試合に登板し、計4回で18失点とメッタ打ちにされていただけに、雪辱を期すマウンドだった。
立ち上がりの1回、先頭ベッツに中前打を浴びたものの、後続を空振り三振、遊ゴロ併殺に仕留め、無失点の好スタートを切った。
ヤンキースは2回、トーレスの先制2ランで2点をリードした。
2回は、2死から安打を許したが、無失点。
ヤンキースは3回にも2点を追加。4-0とリードを広げた。
その裏、田中はブラッドリーに2ランを浴び、スコアは4-2となった。
ヤンキースは4回、トークマンの2ランで、6-2と再びリードを4点に広げた。
4回の田中は、2死から3連続長短打を浴びて2失点。6-4とリードは2点となった。
ヤンキースは5回、ジャッジのソロ本塁打などで2点を追加し、8-4とリードを広げた。
田中は5回のマウンドには向かわず、救援投手に託した。
球数は80球。
防御率は4・53。
試合後の田中は「チームが着実に点数を重ねていっている中で、僕が失点も着実に重ねていっていたので、チームの勝利のことを考えたらああいうタイミングで代えられるのはしょうがない」と、踏ん張れなかった自らの投球を反省した。
また、今季は宿敵レッドソックスに完全に攻略されたことについて「今日はまた違ったやられ方。そこに対処するすべが、今日はゲームの中でアジャストができなかった。そこに尽きると思います。そこは来年の宿題として乗り越えていくしかない」と、前向きな姿勢を見せた。
試合は、ヤンキースが打ち勝ち、2012年以来7年ぶりの地区優勝へのマジックを「10」とした。