エンゼルスは9月30日(日本時間10月1日)、ブラッド・オースマス監督(50)の解任を発表した。
昨年、エ軍を19年率いたソーシア監督が退任し、新監督に再建を託したが、今季は72勝90敗。ア・リーグ西地区4位に沈み、わずか1シーズンで監督交代となった。
エプラーGMは9月中旬、大谷翔平投手(25)について来季の二刀流起用を明言しており、この方針に変わりはなさそうだ。ただ、監督についてはこの日、球団を通じて「方向転換が必要と決断した」とコメント。複数の米メディアによれば、後任には今季限りでカブスの監督を退任したジョー・マドン氏(65)が有力候補に挙がっている。
同氏は75年からマイナー組織のコーチや監督などを含め31年間、エ軍に在籍。00年から6年間はソーシア監督の下でベンチコーチを務めた。日本人選手との関わりも深く、レイズの監督時代に岩村明憲氏、カブスではダルビッシュらが所属。16年にはカブスを108年ぶりのワールドシリーズ制覇に導くなど、名将として知られる。
また、オレンジカウンティ・レジスター紙は、ジョー・ジラルディ氏(54)も後任候補に挙げた。08年から名門ヤンキースを10年間指揮し、09年には松井秀喜氏を打線の中軸に起用し、ワールドシリーズを制覇。ジラルディ政権下では黒田博樹氏、イチロー氏、現役選手では田中将大が所属し、マドン監督と同様に日本人選手になじみがある。
来季、大谷が投手復帰するとはいえ、チームは投手力の強化、特に先発投手の補強が急務だ。今季、防御率2・50、326奪三振で両タイトルを獲得したアストロズの右腕コールが今オフにFAとなる見込みで、エ軍が獲得に乗り出す可能性もある。大物の新監督の就任、さらに大物FA選手の獲得なるか、今後の補強の行方が注目される。(アナハイム=斎藤庸裕)