<ア・リーグ地区シリーズ:ヤンキース8-2ツインズ>◇第2戦◇5日(日本時間6日)◇ヤンキースタジアム
【ニューヨーク5日(日本時間6日)=四竈衛】ヤンキースがツインズに連勝し、2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。田中将大投手(30)が5回3安打1失点と好投。「10月男」が真骨頂を発揮した。
田中には大舞台のスポットライトが似合う。ポストシーズン(PS)は、日本人最多の通算4勝目(2敗)で防御率1・54。年間307本塁打とMLB記録を更新したツ軍相手に、バットの芯を外した。デビュー以来、全6試合で「4安打、2失点以下」を記録した史上初の先発投手となった。それでも「自分で評価はするもんじゃない。PSに強いと言ってもスモールサンプル。自分にできることをしっかり準備して、ゲームに入っていくことが大事」。サラリと振り返った。
大舞台に強いが、自ら「ノミの心臓」と言うほど、本来は緊張するタイプ。ただ、緊張感を正面から受け入れてきた。投球直前には帽子を取ってつぶやき、マウンド後方で数回ジャンプして体をほぐした。緊張を力に変えた。「緊張はするし、落ち着かない時もある。そういう時こそ、しっかり深呼吸して1拍置いて考え方を整理してから投げるとか、単純なことです」。甲子園、楽天時代のプレーオフ、ヤ軍と幾多の経験を積み、精神面の重要性を認識した。今や米国でも「ビッグゲーム・ピッチャー」と呼ばれるようになった。
ヤ軍は本拠地で連勝し、PSのツインズ戦は、史上最長を更新する04年以来の12連勝となった。打線もグレゴリアスの満塁弾などで援護。投打がかみ合い、第3戦は7日(同8日)舞台をミネアポリスへ移す。