ヒンチ監督、選手に物が投げられれば「撤収させる」

アストロズのA・J・ヒンチ監督が17日、ヤンキースタジアムで選手に向かって物が投げられる出来事が再度発生した場合は、チームを撤収させると語った。

15日に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で、4−1と勝利したアストロズ。この試合で2回に本塁打を放ってチームのリードを広げたジョシュ・レディック外野手が、右翼の守備についた際、水の入ったボトルや野球ボールなどが同選手めがけて投げ込まれたという。

ヒンチ監督は「もし、ボトルやボールが投げ込まれるような事態が再び発生し、手に負えないような状況になった場合、私はチームを撤収させる」とコメント。「うちの選手の誰かがスタンドから投げられた物に当たるようなことがあれば、野球にとってもヤンキースにとっても非常に不快な出来事になる。悲劇が起こるかもしれない。そんなことは誰も望んでいない」と訴えた。

ヤンキースタジアムでは試合前に中央のスクリーンにメッセージが表示され、物の投げ込みは禁止されていること、違反した場合は退場となり、同スタジアムへ生涯入場禁止となること、刑罰の対象となることが警告されていた。(AP)