ブルワーズからフリーエージェント（FA）となっていたマイク・ムスタカス内野手（31）が5日、レッズと4年総額6400万ドル（約69億6000万円）の契約を結んだ。FA選手の契約としては同球団史上最大のディールとなった。

両者は今週すでに契約に合意しており、ムスタカスは来季は1200万ドル、2021年は1400万ドル、22年は1600万ドル、23年は1800万ドルを受けとる見込み。24年については球団側のオプションとなっている。なお、同選手は基本給の1％をレッズの慈善事業に寄付するという。

ムスタカスは今季143試合に出場し、打率2割5分4厘、35本塁打、87打点で3度目となるオールスター選出を経験。レッズのオーナーであるボブ・カステリーニ氏は「マイクの実力は常勝チームで証明済み。われわれは彼のパワーと経験をロースターに加えることになり、胸を躍らせている」と、同選手の加入を喜んだ。

レッズでは今季、スクーター・ジェネット内野手が故障した後、シーズン途中でトレードに出されており、ムスタカスはその穴を埋めて二塁を守ることになる。（AP）