筒香発した球数議論 提言や対案知りたい/記者の目

堺ビッグボーイズの交流会でノックを打つ筒香(撮影・望月千草)

球数制限にもの申す。DeNAからポスティング制度でレイズに移籍した筒香嘉智外野手(28)が12日、大阪・河内長野市で、中学時代に所属し現在はスーパーバイザーを務める「堺ビッグボーイズ」の部員たちと交流会を行った。イベント後、今春から高校野球で導入される投球数制限ついて私見を語りまくった。

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筒香は「1週間で500球」は多いという姿勢で「子どもの成長の中でルールを考えないといけない」と訴えた。18年に新潟県高野連が故障予防を目的に「1試合100球」の独自案を発表して深まった議論は、昨年11月に日本高野連が導入に踏み切って新たな局面を迎えた。かつてあった疲労や痛みを押しながら投げ続ける高校野球のシーンは減っていくのだろう。

スポーツは健康な体があってこそ。制度について高校野球の指導者に聞くと大半は「妥当」という返事だが、同時に「2番手以降の投手がいない」「私立みたいに投手がそろってない」と戦略面で頭を抱える意見も少なくない。勝利追求、選手の起用法と故障予防との間でジレンマが生まれているのも事実だ。円満な解決法はあるのだろうか。

日本高野連は3年間の試行期間で検証を行う。「道半ば」だからこそ、筒香は「ゴールではない」と白い息を吐きながら熱弁した。17年から「堺ビッグ-」で少年野球に関わるわけは簡単だ。「1人の野球人として日本や球界が良くなる思いでやっている」。球数制限の議論継続を求めた今回の「デモ」も、その延長線上にある。明らかにされなかった具体的な提言、対案、方策をぜひ知りたい。【アマ野球担当=望月千草】