ジマーマン「野球は不運だった」合意至らぬ苦悩語る

イチロー氏(左)と談笑するナショナルズ・ライアン・ジマーマン(撮影・菅敏=2015年4月26日)

オールスター2回選出で、メジャーデビューからの15シーズンをナショナルズ一筋で過ごしているライアン・ジマーマン内野手が、いまだ今季開幕の見通しが立たないメジャーリーグの情勢を受けて、「野球は不運だった」と語っている。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で延期となっている今季開幕に向けて、MLBと選手会は協議を続けているが、金額面や試合数で現在も合意できていない。

ジマーマンは、MLBと異なりNBAとNHLはパンデミック発生前にシーズンの約4分の3を消化しており、プレーオフや選手らの移動について計画が立てやすいと指摘。また、NFLはシーズン開幕まであと2カ月半近くある上、試合が週1で行われることから安全面などの管理もしやすいと述べた。それに比べ野球は1週間の試合数や移動も多いため、計画を立てるのが難しいとしている。

また、オーナー側と対立する金銭面の問題については、「私たちの先輩が戦ってきたことで、私たちは未来の選手たちが私たちと同じ権利を得られるようにするために戦わなければならない。『今はそんなの関係ない。特別な状況にあるんだ』と言う人もいるかもしれないが、スポーツの歴史を振り返れば、常に、前例ができればそれが引き継がれる物事がある」とし、慎重になる必要があるとコメント。

さまざまな状況から、今回のタイミングで新型コロナウイルスが起きたことは、野球にとって「不運だった」と語った。(AP)