イチロー氏魅せた01年レーザービームが最高級評価

8回1死一塁、イチローはアスレチックスのヘルナンデスの右前打を処理すると三塁へ鋭い送球。三塁を狙った一塁走者ロングを刺し、メジャー初補殺を記録した 守備(2001年4月11日撮影)

MLB公式サイトは23日、これまでメジャーで外野手が披露した“神業的”な送球のうち、史上最高級の10本をピックアップ。イチロー氏がルーキーイヤーに見せた“レーザービーム”もその1つに選ばれた。

同サイトは動画で2001年4月11日の歴史的シーンを紹介した。当時マリナーズに所属していたイチロー氏は、メジャーに移籍して初の遠征となったアスレチックス戦で右翼への単打を捕球し、三塁へノーバウンドで送球。一塁から三塁へ走ったテレンス・ロング外野手を見事に仕留めた。

同サイトは「イチローはルーキーだった2001年に、すぐさまメジャーでの存在感を示した」とつづり、レーザービームとして有名になったこの送球を「三塁へのミサイル発射」と表現。「打者としてとてつもない才能を誇るイチローが、守備でも能力の高い選手であることを早々に示し、球界に衝撃を与えた」と、当時を振り返った。