MLB公式サイトが松坂ら紹介、決戦山場の新人先発

レッドソックス松坂(2007年4月5日撮影)

MLB公式サイトは18日、ポストシーズンの決戦の場となる第7戦または第8戦で先発を任された新人投手は、ワールドシリーズ(WS)が現在の形となった1903年以降、わずか10人しかいないとし、元レッドソックスの松坂大輔投手(現西武)らを紹介した。

記録会社「エリアス・スポーツ・ビューロー」によると、リーグ優勝決定シリーズであれWSであれ、雌雄を決する第7戦(1912年のWSでは第8戦)で先発を担ったルーキー投手はごくわずかで、1940年代から数えると10年に1人の割合という希少な存在。リーグ優勝決定シリーズは85年に5回戦制から7回戦制に移行したが、同シリーズで第7戦のマウンドを任されたのは2007年の松坂とドジャースのウォーカー・ビューラー投手(18年)2人だけだ。

記事は松坂について「07年シーズン開幕前に6年契約を結んだ時から彼にはプレッシャーが掛かっていたが、それが最高潮に達したのがア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦でマウンドを任された時だ」とコメント。松坂は完璧な状態とは言えないながらも「初回から相手打者8人を凡退させて序盤にリズムを作り」チームの突破に貢献したと述べた。レッドソックスはこの年、WS制覇を果たしている。

なお、18日のナ・リーグ優勝決定シリーズ第7戦では、ブレーブスがイアン・アンダーソン投手、ドジャースがダスティン・メイ投手を先発させ、プレーオフ第7戦で初のルーキー対決が実現している。