バウアーがドジャースと契約合意、3年107億円

インディアンス時代のトレバー・バウアー(19年4月撮影)

今オフ、FA(フリーエージェント)市場の目玉といわれるトレバー・バウアー投手(30=レッズFA)が5日(日本時間6日)、ドジャースと契約合意した。複数の米メディアに加え、バウアーが自ら「You Tube チャンネル」を更新し、ドジャースのユニホーム姿を公開。代理人のレイチェル・ルーバ氏もツイッターで伝えた。

契約内容は、3年総額1億200万ドル(約107億1000万円)。2021年が4000万ドル(約42億円)、22年が4500万ドル(約47億2500万円)で、毎年オプトアウト(契約見直し)が可能となる条項が盛り込まれた。4000万ドル、4500万ドルとも、単年では史上最高額となる。

昨季、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得したバウアーの争奪戦には、ドジャースのほか、メッツ、ブルージェイズ、エンゼルスなど複数球団が参戦。最終的にはメッツとの2球団に絞られ、前日には「メッツ入り」の情報が流れたものの、ドジャースが最終オファーで逆転したものとみられる。

カリフォルニア州ロサンゼルス近郊(ノース・ハリウッド市)出身で、UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)卒のバウアーにとって、ドジャースは故郷のチーム。昨季世界一のドジャースは、クレイトン・カーショー投手(32)、デービッド・プライス投手(35)の両左腕との3人で、「サイ・ヤング賞トリオ」が完成。ワールドシリーズ連覇へ向け、強力な先発陣が整ったことになる。