大谷翔平3勝&2出塁「守備に助けられてなんとか」一問一答

タイガース戦で力投する大谷(ロイター)

<エンゼルス7-5タイガース>◇17日(日本時間18日)◇エンゼルスタジアム

「2番投手」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、6回5安打1失点で今季3勝目を挙げた。78球で5奪三振。好守備にも助けられ、スライダーを中心に打たせてとる投球で先発の役目を果たした。

直球の最速は98・6マイル(約159キロ)をマーク。打者では2四球で1打数無安打も、チームの連敗ストップに貢献し、メジャー1年目に並ぶ今季10登板目を勝利で飾った。試合後、投打での出場を振り返った。

-スライダーが特に多かった

元々、左にスライダーがちょっと少ないデータが出ていたというか、傾向だったので、今日は多めに投げるつもりではいたんですけど、思ったよりも曲がりもすごい良かったので、多めに投げました。

-好守備にも助けられた

かなり助けられましたし、本当にそこに尽きる感じ。三振はやっぱり取れてないので、その分、守備に助けられてなんとか6回投げられたのかなと思います。

-暑くて汗を多くかいていた中で投げきった

そうですね。バッテリー間で話して、いいボールを選びながら、探り探り投げたという感じなので、なんとか6回投げられたのかなとは思います。初回もやっぱり球数多かったので、その割には6回投げられたのかなと思ってます。

-チームの3連敗を止めた

すごい良かったですし、それまですごくいい勝ち方(6連勝)で来てたので、逆にオークランドのところ(アスレチックス戦)で思ったようにならなかったっていうだけのことなのかなと。それの前の勝ち方をなんとか出来るように全員で取り組めたら良いのかなと思うので、1勝は大きいなと思ってます。

-体の状態はどうか

体は、そうですね。中5日のわりにはすごい良かったのかなとは思うので、投げてる感じも悪くはなかったかなと思います。

-5回に出塁後、盗塁のスタートを3度。6回にも投球を控えていたが、心境はどうだった

特に走ったからといって、投球に影響するのはあんまりないので。状況によってというか、ピッチャー、キャッチャーの配球もそうですし、点差の状況によって走るべき時は走った方が効率よく点がとれるのかなと思っているので。あそこはそういう場面だったかなと思います。

-次の回への影響は感じていなかった

なかったと思います。

-4回のバント安打の打球にダイビングした。その時の気持ちは

アウトにするんだという思いだけですかね。

-来週から投手の使用物質の取り締まりが強化されるが

僕はまだ(メジャーに)来て年数も少ないので、日本でやってきた感じの延長でそのままやってますけど、この環境にずっと慣れてる選手というのはなかなかシーズン途中でいきなり変えろと言われても難しいのかなとは個人的には思ってるので。選手によって難しさも違うのかなと思いますし、長年やってる選手になればなるほど影響が出るのかなとは思ってます。

-打者に関して、ここ最近は相手投手がなかなか勝負をしてこない

感じているところではもちろんあるんですけど、やるアプローチとしてはそんなに変わらないので。甘い球をしっかり打って、それ以外のボール球は見逃すっていうところかなと思うので、今日も、どの打席もしっかり対応できてたんじゃないかなとは思ってます。

-12年の打撃3冠、タイガースのカブレラ選手と塁上で盛り上がっているようにも見えた

そうですね、はい。結構(一塁に)行くと話しかけてくれたりとか、フレンドリーな感じで接してくれる選手なので。はい、そんな感じでした。

-観客動員の制限がなくなり、大勢のファンの前でプレー

やっぱり、気持ち良かったですね。入らないよりも、入ってもらった方が選手としてもやる気が出ると思いますし。打席でもマウンドでも、より集中できると思うので、やっぱり入ってもらってすごくうれしいなと思います。