エンゼルス力尽きる 大谷交代後緊急事態発生、総力戦も延長戦負けで3連敗

<エンゼルス3-9ジャイアンツ>◇23日(日本時間24日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルスが延長13回に力尽きた。1-1の12回に1点勝ち越されたが、その裏に同点とした。続く13回、5番手のシーシェクが1死満塁から押し出し四球で再び勝ち越され、その後、暴投、内野安打、3ランでこの回、7失点。両軍14人の投手をつぎ込む総力戦に敗れ、3連敗となった。

この日は大谷翔平投手(26)が、「2番投手」で投打のリアル二刀流で出場。DHを解除して、試合に臨んだ。投手では6回6安打1失点、今季最多105球の力投でジャイアンツ打線を最少失点に抑えた。打者では3打数無安打。相手の先発ガウスマンも好投し、投手戦の展開となった。

エンゼルスはDHを解除していたため、打順に投手が入り、終盤から代打や野手の交代でやりくりする必要があった。野手を使い果たし、12回に捕手スズキが負傷交代するアクシデントが発生。その後、左翼のウォードが捕手に回り、投手キャニングが左翼の守備につく緊急事態となった。

同点の12回2死満塁の場面では、投手ワトソンの代打で投手バンディを起用。空振り三振でサヨナラのチャンスを逸した。13回、投手陣が力尽き、結果的に完敗。3連敗で借金2となった。