大谷翔平 テレ朝の球宴視聴率9・0%、瞬間最高は第2打席13・8%

1回を3者凡退に抑えた大谷(ロイター)

14日朝にテレビ朝日系で生放送したエンゼルス大谷翔平投手(27)が初出場した「MLBオールスターゲーム2021」(午前9時55分)が世帯平均視聴率が9・0%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。解説に元中日の川上憲伸氏を迎えて3時間の緊急生放送で、個人視聴率も4・4%と好調だった。

瞬間最高視聴率は午前9時59分の13・8%で、大谷が第2打席の初球を振り抜き、一塁ゴロに打ち取られた場面だった。

同局では午前8時スタートのニュース情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」から長嶋一茂氏や玉川徹氏が大谷の魅力について討論。二刀流で球宴に出場する歴史的な瞬間について語り尽くす内容になっていた。モーニングショーも世帯平均視聴率で11・9%(関東地区)と安定した数字を記録した。

大谷は「1番DH」で出場し、特別ルールで1回裏の先発マウンドに上がり、勝ち投手になった。

日本選手が米オールスターで勝利投手になるのは、前回19年のヤンキース田中将大投手(現楽天)以来、2人目。田中は2番手で登板し、1回を1安打無失点。直後に味方が先制点を挙げ、そのままア・リーグが逃げ切って田中に勝利投手が付いた。昨年はコロナ禍で中止となっていた。