ブルージェイズ・ボルッキ、故意死球で3戦停止 本人は異議申し立て

米大リーグ機構(MLB)はブルージェイズのライアン・ボルッキ投手に罰金と3試合の出場停止処分を科した。ボルッキは22日のレイズ戦で故意死球により退場となっていた。MLB公式サイトが伝えている。

発端と思われるのはシリーズ初戦となった20日の試合だった。6回の得点機にレイズのケビン・キアマイアー中堅手がホームベースに滑り込むも、ブルージェイズのアレハンドロ・カーク捕手がこれを阻止。その際にカークのリストバンドから選手評価が記入されたプレーカードが落ちると、キアマイアーがこれを拾ってダグアウトに持ち帰った。

この行為にブルージェイズ側は怒り心頭。翌日、ケビン・キャッシュ監督がチャーリー・モントーヨ監督に謝罪する事態となった。だが、それで一件落着とはいかなかったようで、22日の対戦では5番手のボルッキが8回にキアマイアーに死球を見舞うと、これが故意とみなされて退場となった。

モントーヨ監督は「うちの投手コーチの反応を見れば、故意ではなかったと分かるはず。だが、そのように見えたのだろう。もう過ぎたことだ」とコメント。ボルッキは意図的なものではなかったとして、異議申し立てを行っており、結論が出るまでは引き続き登板が可能となっている。