【大谷翔平 後半失速の理由】ホームランダービーの呪い? 打球方向の偏り

大谷とペレスのホームランダービーの打球方向

<深掘り。>

エンゼルス大谷翔平投手(27)の二刀流は2021年を歴史的なシーズンにした。だが、完璧ではなかった。本塁打王間違いなしに思えた前半戦から、思うようにならない後半戦。なぜ大谷は失速したのか? を深掘り。多角的に検証した。失速した部分は、来季に向けて伸びしろになる。

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大谷は7月12日、日本選手として初めて本塁打競争に出場した。実は「ホームランダービーの呪い」と呼ばれるジンクスがあり、後半戦に成績を落とす選手は後を絶たない。

05年ボビー・アブレイユ(フィリーズ)は同ダービーで当時史上最多の41本塁打を記録。しかし、前半戦の18発から、後半戦は6発に終わった。08年準優勝のジョシュ・ハミルトン(レンジャーズ)は前半戦の21発から11発へ。17年優勝のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)も前半戦の30発から22発に落とした。本塁打を強く意識するとフォームを崩し、体の開きが早くなるとの指摘がある。

大谷の同ダービー28本塁打の打球方向は左翼0本、中堅1本、右翼27本で引っ張り一辺倒だった。一方、後半戦で本塁打を量産したロイヤルズ・ペレスは同じく28本だが左翼17本、中堅6本、右翼5本。中堅から逆方向へ11本も打っていた。大谷も広角に打っていたら、失速を避けられた可能性がある。