オリオールズ、“本塁打出にくい”スタジアムへ 左翼壁の高さなど調整

オリオールパーク(11年撮影)

オリオールズが本拠地「オリオールパーク」の左翼側を調整し、“本塁打が出にくい”球場を目指すため、改修工事に入った。地元紙「ボルチモア・サン」が伝えている。

オリオールパークは、2020年時点でホームプレートから左中間までの距離が約111メートルで、リーグでも指折りの“本塁打が出やすい”球場だった。また、左翼の壁もメジャーでは8スタジアムしかない高さ約2・4メートル未満で、そのなかでも2・1メートルと一番低く作られていた。

オリオールパークは1992年にオープン。同紙によると、同球場では5911本のホームランが生まれており、この期間においてメジャー最多となっている。

今回の調整は、米大リーグ機構(MLB)が承認済み。左翼の端から左中間にかけて、壁の位置を最大約9メートル後ろへずらし、高さを約2・1メートルからメジャーの球団で6番目に高い3・7メートルほどまで上げるという。改修は2022年シーズン開幕が予定されている3月31日までには完了する見込み。