複数のメジャー球団が他球団のスカウト担当者に対し、施設立ち入りを許可しないとの方針を固めたことが分かった。米ESPNのカイリー・マクダニエル記者が情報筋の話としてツイッターで伝えた。
MLBでは新労使協定を巡る交渉でオーナー陣と選手会が合意に至らず、昨年12月2日からロックアウト(業務停止)が続いている。両者はこれまでに何度も交渉を行い、27日にも多項目についての折衝を行ったが、結論は持ち越しとなった。2月中旬に開始予定だった春季キャンプ(オープン戦)は最短でも3月8日までの延期が決定している。
こうしたなか、マクダニエル記者は「複数の球団が他球団に対し、スカウトの施設立ち入りを認めないとの通知を行った。期間は、春季キャンプが開始するか、ルール5ドラフトが終了もしくはキャンセルとなるまで」とコメント。ルール5ドラフトの対象となる選手をスカウトの目から遠ざけ、その情報が漏れることを阻止する狙いがあるという。
ロックアウトのため、現時点でキャンプに参加できる選手は40人ロースターに登録されていない選手。だが、そのなかにはルール5ドラフトの資格があり、このドラフトでメジャー昇格のチャンスをつかめそうな選手もいる。昨季で言えば、ルール5ドラフトでタイガースの指名を受けたアキル・バドゥー外野手は4月4日にメジャーデビューを果たし、初打席でソロ本塁打という活躍を披露している。