米大リーグの新労使協定策定をめぐる労使交渉が10日(日本時間11日)、妥結した。開幕は4月7日(同8日)。閉幕を3日遅らせ、ダブルヘッダーなどを挟むことで、当初の予定通り162試合が行われる見通しとなった。春季キャンプは3月13日(同14日)に、オープン戦は3月17日(同18日)に始まる。
その他の主な変更点は、以下の通り。
◆プレーオフ出場球団数 これまでの10球団から12球団に2球団増加。
◆DH 両リーグともに指名打者制を導入。
◆ドラフトくじ 故意に勝率を落として翌年のドラフト上位指名権を獲得する「タンキング」を防止するため、ドラフト上位6位に対して抽選制度を導入。前年勝率下位3球団のドラフト最上位指名権獲得の確率は16・5%。
◆ルール変更 ルール変更のための通告期間をこれまでの1年前から45日前通告へ変更。
◆タイブレーク 廃止。ダブルヘッダーは9回制に戻す。
◆ボーナスプール創設 年俸調停前の選手に対するボーナスプール(30球団が拠出する)を創設。総額5000万ドル(約57億5000万円)。サイ・ヤング賞の投票結果やデータなどで選んだ上位100人で分配する。例えば昨季サイ・ヤング賞受賞者のコービー・バーンズ投手(ブルワーズ)は60万8000ドル(約7000万円)から420万ドル(4億8300万円)に。
◆最低年俸 70万ドル(約8050万円)に引き上げ。1年に2万ドルずつ上昇する。
◆ぜいたく税の最低課税基準額 22年は2億3000万円ドル(264億5000万円)で毎年上昇。26年は2億4400万ドル。これまで金額に対する課税率は3段階だったが、4段階に増える。
◆サービスタイム(ロースター登録日数) 新人王投票で1、2位に選ばれた選手は1年間のサービスタイムを獲得。
◆ドラフト追加 プロスペクト(有望株)を開幕時にメジャー登録した球団は、選手が新人王投票3位までに入るか、MVP、またはサイ・ヤング賞投票の上位5位に入った選手はドラフト指名権を追加獲得。