節目記録挑む投手たち…200勝へシャーザーあと10勝、3000投球回へバーランダーあと12回

ナショナルズ時代のマックス・シャーザー(2016年4月21日撮影)

<カムカムMLB(2)>

新労使協定も締結され、いよいよMLBの開幕が近づいてきた。ニッカンスポーツコムでは「カムカムMLB」と題して、今季のメジャーリーグの見どころを紹介する。第2回はメジャーリーグで、節目の記録達成を狙う投手をピックアップする。

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マックス・シャーザー投手(37=メッツ)は通算200勝まで残り10勝だ。現役で200勝を達成すると、バーランダー(アストロズ)、グリンキー(アストロズFA)に次いで3人目、通算120人目となる。昨季は15勝(4敗)だけに、達成の可能性は非常に高い。ドジャースからFAとなり、昨年12月にメッツと3年総額1億3000万ドル(約143億円)で契約した。年平均4300万ドル(約47億30000万円)は年俸額としてはメジャー史上最高額。ジェイコブ・デグロム投手とともに2枚看板となる。

ドジャースでシャーザーと左右の両輪だったクレイトン・カーショー投手(33)は、通算185勝を挙げている。メジャー14年間で6度、15勝以上をマークしているので、こちらも200勝達成の可能性は十分ある。左腕に限れば、31人目となる。ド軍からFAしたが、1年契約で残留も決まった。

ちなみに200勝は昨季、左腕のジョン・レスター投手が達成した。昨季はナショナルズとカージナルスで7勝を挙げていたが、今年1月のロックアウト中に電撃引退を発表。衝撃を与えた。日本で通算200勝はこれまで24人が達成。現役では石川雅規投手(ヤクルト)が177勝と最も近づいている。最後の達成は08年の山本昌(中日)で、これまで13年間も到達者が出ていない。

現役最多の226勝を挙げているジャスティン・バーランダー投手(38=アストロズ)は、史上138人目の3000投球回まで残り12イニングとしている。現役では、昨季同僚のザック・グリンキー投手(アストロズFA)に次いで2人目となる。続くのはシャーザーの2536回2/3なので、2人は抜けている。ちなみに日本で3000回達成は27人。現役では石川が残り47イニングとしている。

マディソン・バムガーナー投手(ダイヤモンドバックス)は、2000奪三振まで残り52としている。昨年は124三振で、過去にシーズン200奪三振を4度も達成している剛腕。まだ32歳と若いため、将来的には現役ではシャーザー、バーランダーしかいない3000奪三振を目指したい。

変わった記録では、カージナルスのアダム・ウエインライト投手(40)がヤディエル・モリーナ捕手(39)と組んだ歴代最多バッテリー新記録まであと20試合(現在305)としている。過去最多はミッキー・ロリッチ投手とビル・フリーハン捕手のタイガースの304試合。この2人は1960年代から70年代に活躍していた。移籍せずに終わる選手が少ない現代で、ウェインライトとモリーナのバッテリーは異色といえる。ウェインライトは05年から、モリーナは04年からカ軍一筋。ウェインライトは通算184勝で、残り16勝で200勝に到達する。2人が同時に先発出場した試合で、カ軍は既に200勝を挙げている。【斎藤直樹】