カブス鈴木誠也3打席連続打点に満足なし「全然ダメ。今日はイラついています」連続見逃し三振

1回、犠飛を放つカブス鈴木(ロイター)

<カブス9-0ブルワーズ>◇9日(日本時間10日)◇リグリーフィールド

【シカゴ(米イリノイ州)9日(日本時間10日)=四竈衛】技ありのメジャー初打点に初タイムリーも飛び出した。カブス鈴木誠也外野手(27)がブルワーズ戦に「6番右翼」でスタメン出場し、3打数1安打3打点で開幕連勝に貢献した。球宴出場2回の右腕ブランドン・ウッドラフ投手(29)から右犠飛と中前適時打、さらに救援右腕から押し出し四球で3打席連続の打点をマーク。あわや乱闘シーンにも駆けつけるなど、主力の風格が似合ってきた。

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ミシガン湖から吹き付ける逆風、ウッドラフの高速ツーシーム、相手バッテリーの併殺狙い…。すべての状況を踏まえたうえで、カブス鈴木は打席に入っていた。1回に2点を先取し、なお1死一、三塁で迎えた第1打席。カウント2-2から96・3マイル(約155キロ)の内角ツーシームを鋭く振り抜いた。「ああいう勢いのあるキツキツの球って、なかなか芯で打つのは難しい。詰まって落とす、というイメージです。イメージ通りではないですけど、今までやってきたことがしっかりできたと思います」。技術が詰まった一打は右犠飛となり、メジャー初打点をマークした。

右手で押し込む意識があっても、簡単ではない。引っ張れば、敵の術中にはまって併殺になる可能性が高く、当てるだけでは強い打球は生まれない。「最低でもフライを上げたい。(風で)戻されて浅いフライになるのが嫌だった。しっかりコンタクトして芯に当てればいいという感じでした」と淡々と振り返った。3回1死一、三塁の第2打席でも、内角球にバットを折りながらも中前適時打。「詰まり」を恐れず、自分の形を貫く姿勢は、メジャーの舞台でも変わっていなかった。

カ軍の一方的な展開となった8回には、死球の報復を巡って両軍ベンチが総出となり、乱闘寸前となるハプニングもあった。右翼から駆け付けた鈴木は「テレビでよく見ていたなという感じ。何していいか分からなかったので、とりあえず行きました」と苦笑するばかりだった。昨季の地区覇者相手に連勝発進。4回にも2死満塁からストレートの四球で押し出しを選び、7-0と大量リードした。「チームが勝っているので楽しい」。一方で、最後2打席は連続見逃し三振に「全然ダメです。今日はイラついています」と真顔で言った。3打点を挙げても満足しない鈴木には、早くも中軸の雰囲気が漂っていた。