<エンゼルス1-4アストロズ>◇10日(日本時間11日)◇エンゼルスタジアム
【アナハイム(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(27)が、「自分超え」で左打者のメジャー最速打球をマークした。アストロズ戦の3回1死一塁、ウルキーディの直球をフルスイング。超速ライナーで右翼線への二塁打とした。打球速度119・1マイル(約191・7キロ)は昨年4月12日のロイヤルズ戦で放った119マイル(約191・5キロ)を上回り、自己ベストを更新。スタットキャストが導入された15年以降、自らの持つ左打者最速の記録を塗り替えた。
開幕4戦は17打数2安打の打率1割1分8厘。6回の第3打席は高めの速球で攻められ、3球で空振り三振を喫した。本塁打はなく、本来の打撃を見せられていないが、マドン監督は「相手がいいボールを投げてきた。彼は微調整していくだろう」と語った。
昨季は46本塁打を放ち、シーズン終盤まで本塁打王を争った。右の主砲トラウトを故障で欠き、四球攻めで勝負を避けられることも多かった。今季は開幕から1番大谷、2番トラウトで固定。直後に強打者がいることで、昨年とは違って大谷との勝負を避ける状況にはなりにくいが、ストライクゾーンのギリギリで攻められ、“超警戒”の対象であることに変わりはない。
打球速度の自己ベスト更新でスイングスピードが上がっていることは証明された。現状ではズレがあるが、紙一重の感覚が合致し始めれば、波に乗るはずだ。チームはアストロズとの開幕4連戦を1勝3敗で負け越し。仕切り直しで、マーリンズとの交流戦に臨む。
◆左打者最速 大谷が第2打席で放ったエンタイトルツーベースの打球速度が119・1マイル(約191・7キロ)を記録。昨年4月に放った119・0マイル(約191・5キロ)を上回り、左打者の最速記録を更新した(スタットキャストが導入された15年以降)。右打者を含めた最速は現ヤンキースのスタントンが17年と21年に記録した122・2マイル(約196・7キロ)。119マイル以上を複数回記録したのはスタントン(28回)とヤンキースのジャッジ(6回)に続き3人目で、左打者では初となった。