大谷翔平2勝目 先発登板時メジャー初3安打「信じて出し続けてもらってるのは感謝」勝利に笑顔

エンゼルス対ガーディアンズ ガーディアンズに勝利し、スタッシのヘルメットから飛び出た髪の毛を気にするエンゼルス大谷(撮影・鈴木みどり)

<エンゼルス9-5ガーディアンズ>◇27日(日本時間28日)◇エンゼルスタジアム

【アナハイム(米カリフォルニア州)27日(日本時間28日)=斎藤庸裕】開幕からチームで唯一、フル出場を続けるエンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季2勝目をたぐり寄せた。ガーディアンズ戦に「2番DH兼投手」で出場。投手では5回5安打2失点と粘投し、打者では先発登板時ではメジャー自身初の3安打をマークした。チームメートの援護にも助けられ、投打でチームの4連勝に貢献。19年7月24日以来、3年ぶりに貯金5とし、再びア・リーグ西地区の首位に浮上した。

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喜び合うナインの輪に、大谷は笑顔で加わった。5回まで先発として役目を全うし、交代した後も打者でフル出場。4連勝と勢いづくチームに投打で貢献し「雰囲気もそうですし、1人1人がいい仕事をしているので、誰がどこで出ても勝てるゲームが多いかなと思います」と、うれしそうな表情を見せた。昨年なら、降板後は体のケアなどでベンチ裏へ下がっていたが、今年は違う。登板日であっても必ず、勝利の瞬間を仲間と分かち合う姿がある。

降板後もDHで出場が可能な“大谷翔平ルール”があるからこそ、開幕からフルイニング出場が続く。この日はまさに、その恩恵を得た。マウンドを降りた後に安打を重ね、登板日ではメジャー自身初、今季初めての1試合3安打をマーク。「徐々にいい打席が増えてると思う。劇的な変化はあまり求めないようにしたいですし、毎試合毎試合修正しながら少しずつ(状態を)上げていきたい」。本調子ではない中、試合に出続けることで感覚をつかむ。二刀流で全試合フル稼働する意味はそこにもある。

投打での調整は、ただでさえ体の負担が大きい。だが、体調面の問題は「ないです」ときっぱり言った。そんな二刀流の底なしのエネルギーに仲間は奮起する。1回に2点の先制を許したが、2回までに6点の援護を受けた。「打線がいい流れにしてくれて、そこに救われて、いいピッチングが出来た」と、立て直してからは積極的に攻めた。前回登板はスライダーを軸にしながら、この日は試合途中から直球主体に変更。「スライダーケアが特に右バッターは強かったので」と、変幻自在の投球スタイルで追加点を与えなかった。

打者では本拠地で今季初打点を挙げ、投打でチームの首位返り咲きを支えた。「調子がそこまで良くない中で、ずっと信じて出し続けてもらってるっていうのは感謝するべきところ。チームの調子が上がってこないときに、そこで助けられる準備をしっかり出来れば」。現状は、好調の仲間たちに支えられている。本領発揮はこれから。恩は二刀流で倍にして返す。

▼大谷翔平が昨年6月27日レイズ戦(4打数3安打)以来となる1試合3安打以上。登板した試合で3安打以上は日本ハム時代の16年5月29日楽天戦(5打数3安打)以来、日米を通じて6年ぶり2度目。

 

○…大谷に代わって25日の試合から1番打者を務めるウォードが、この日も大暴れだった。第1打席の二塁打から始まり、2回の第2打席で勝ち越しの満塁弾、6回の第4打席は三塁打を放った。サイクル安打達成まであと単打を残すのみだったが、7回の最終打席は右飛で快挙ならず。すると、続く8回に大谷が中前打を放った。ウォードのために右飛と安打を「交換はしたくないです」と笑ったが、「後ろから見ていて打つ雰囲気しかない。頼りになる1番なのかなと思います」と信頼を寄せた。

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