大谷翔平が久々の4番弾で4月首位確定「中堅方向に強い当たりが出たことはいい兆候」マドン監督

ホワイトソックス対エンゼルス 1回表エンゼルス2死、ソロ本塁打を放つ大谷(撮影・江口和貴)

<ホワイトソックス1-5エンゼルス>◇29日(日本時間30日)◇ギャランティードレートフィールド

エンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季初の4番起用でいきなり結果を残した。29日(日本時間30日)、敵地でのホワイトソックス戦に「4番DH」で出場し、自身11戦ぶり本塁打の4号ソロを含む5打数2安打1打点。1盗塁3得点と足でもチームの6連勝に貢献した。前日は開幕20戦目で初の休養日として欠場したが、打撃は復調しつつあり、出場3試合連続安打と2試合連続マルチ安打をマーク。好調なチームは貯金を7とし、14年ぶりに4月の地区単独首位が確定した。

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久々の4番弾で、新たな大谷を披露した。1点先制した1回2死、右腕ジオリトの93・1マイル(約150キロ)高め直球を捉えた。角度28度で高く上がった打球は中堅越えの4号ソロ。4番打者としては20年8月6日以来、約2年ぶりの1発となった。ホームを踏むと、控えめだが顔と両手を天に掲げて喜びを表現。珍しい本塁打後のポーズを見せ、ベンチではお決まりとなった白のカウボーイハットをかぶり、笑顔で同僚の祝福を受けた。

心機一転、気分もリフレッシュして臨んだ打席で早速、1発を放った。前日は開幕20戦目で初の休養日となり、欠場。20連戦中の8戦目、本拠地から敵地へ場所を変えての一戦で打って、走って、打者として躍動した。今季初の中堅から左方向へのアーチにマドン監督も「引っ張ってゴロを打つときは良くない。中堅方向に強い当たりが出たことは、いい兆候」と、今後の完全復調を予感した。

この日は打順も変更され、新オーダーで4番を任された。20年シーズンの最終戦、9月27日以来の4番打者で好調のチームをけん引。6回には遊撃手のエラーで塁に出ると、5番レンドンの適時二塁打で生還。8回には左腕ソウザの外角スライダーを片手1本で捉える技ありの中前打で出塁。すると、2死一塁から今季4個目の盗塁成功でチャンスを作り、6番ウォルシュの適時二塁打で追加点となるホームを踏んだ。1試合3得点は今季最多タイ。出塁から足を絡めた攻撃でもチームに貢献した。

打撃は本調子ではなかったが、3戦連続安打と2試合連続のマルチ安打。あと3本としたメジャー通算100号へ向け、確実に状態は上がってきている。好調なチームは投打がかみ合い、6連勝で貯金7。4月はあと1試合残すが、2位と2・5ゲーム差で08年以来の4月単独首位が決まった。同年は球団初のシーズン100勝を挙げ、21ゲーム差で独走Vを飾った。周囲の勢いとともに、大谷もチームも上昇気流に乗ってきた。

◆大谷の先発打順別成績 大谷が4番で先発したのは20年9月27日ドジャース戦以来34試合目で、4番での本塁打は同年8月6日マリナーズ戦以来2年ぶり8本目。打順別成績を見ると4番では打率2割8分9厘、8本塁打、29打点。8番(6試合で打率3割6分、3本、11打点)に次ぐ好成績を残している。9番で先発出場したことはない。