エンゼルス、アデルのマイナー降格を発表 「もう少し安定して試合に出られる状況を」マドン監督

ジョー・アデル(2019年11月12日)

エンゼルスは3日(日本時間4日)、レッドソックス戦前にジョー・アデル外野手(23)のマイナー傘下3Aへの降格を発表した。代わりにホセ・ロハス内野手(29)がメジャーに昇格した。

MLB公式サイトによれば、アデルの降格はフェンウェイパークでミナシアンGMとマドン監督により伝えられたという。同監督は「もう少し安定して試合に出られる状況が必要だと考えた。そうすれば多く打席に立てるし、守備にも就ける」と降格理由を説明。アデルは「戻ってこられるようにベストを尽くすよ」とコメントした。

17年ドラフト1巡目(全体10位)で指名されたアデルはトッププロスペクトと評され、20年にデビュー。しかしメジャーではなかなか定着できず、昨季は35試合の出場にとどまった。今季のオープン戦では打率2割8分6厘、3本塁打と好調で、開幕ロースター入りするも、シーズンでは19試合で打率2割3分1厘、3本塁打、9打点。特に守備面で苦しみ、平均より何個アウトを取ったかを示す守備指標の「OAA」はマイナス4で、外野手ではメジャー全体でワースト2位タイとなっている。

アデルの降格にともないメジャーに昇格したロハスはデビュー2年目。今季は開幕ロースター入りしたが、6試合出場した後にマイナーに降格していた。