菊池雄星をカナダ地元メディアが特集 ポテンシャル開花の要因は投球フォーム&配球と分析

菊池雄星投手(2019年12月7日撮影)

カナダのスポーツテレビ局TSNの電子版は20日、ブルージェイズ菊池雄星投手(30)の特集記事を掲載した。「新天地に慣れてきたキクチが見せるポテンシャル」のタイトルで、元メッツGMのスティーブ・フィリップス氏が執筆。昨オフに菊池がFAとなったとき「複数の球団が彼の球を気に入っており、投球フォームと配球を変えれば開花すると考えていた。ブルージェイズもそれは同様だった」とし「マリナーズ時代の3年間は、彼と球団スタッフの間で意思疎通ができていなかった」と分析した。

新天地で1年目を迎えた今季、菊池は4月は4試合に登板し1勝もできなかったが、5月以降はここまで3試合で2勝0敗、防御率2・86と好調。フィリップス氏は「キクチはウォーカー投手コーチと熱心に練習を続け、信頼関係を築き配球を劇的に変えた」とし、昨季と比べてカットボールの使用を減らしスライダーを増やしたことで結果が出てきたと指摘。「キクチは良くなってきているし、さらに成長するだろう」と分析した。