大谷翔平ズッコケ寸前からの華麗なスライディング生還 マドン監督「何が起きたのか」

エンゼルス対レンジャーズ 1回裏エンゼルス2死二塁、レンドンの左前適時打で生還に向かうもバランスを崩す大谷(撮影・江口和貴)

<エンゼルス2-7レンジャーズ>◇25日(日本時間26日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(27)が、ズッコケ寸前で持ち直して華麗なスライディングを決めた。「1番DH」で出場した25日(日本時間26日)のレンジャーズ戦、1回の第1打席で四球を選んで出塁。今季7個目の盗塁となる二盗に成功し、その後、2死二塁からレンドンの左前打で懸命に走った。快足を飛ばして三塁を蹴ったところでスリップしかけたが、なんとか粘ってバランスを調整。体勢を整え、素早いスライディングで生還した。

転倒すれば危うくケガのもと。ベンチではコーチ陣ら周囲も心配していた様子だったが、マドン監督は「正確に何が起きたのかは分からないが、1、2歩、ぎこちない足取りになったね。ただ、帰ってきて笑顔だったし、大丈夫」と明かした。8回の第4打席では3番手の左腕バークの初球、真ん中スライダーを捉えたが、角度39度で高く上がりすぎ、フェンス手前で失速する中飛となった。この日は、3打数無安打2三振。チームは7失点で完敗し、連勝は3でストップした。

26日(同27日)から対戦カードが変わり、ブルージェイズとの4連戦が始まる。初戦はエ軍が大谷、ブ軍は左腕の柳賢振が先発。日本と韓国を代表する2人の投げ合いからスタートする。(アナハイム=斎藤庸裕)